樹教授のモデル?

もやしもんに登場する某農大教授樹慶蔵のモデルと噂されるのがこのお方。
東京農業大学教授 小泉武夫 先生
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%8F%E6%B3%89%E6%AD%A6%E5%A4%AB
万田発酵株式会社主催のイベントでの公演「健康をつくる発酵食品の神秘」
http://www.manda.co.jp/20041026/tokubetu_kouen.html
この講演会で小泉先生は醗酵食品のことについて熱く語ってますが、戦略的なとこもあるような無いような。まあそんなことは私にはあんまり関心がないんですが日常的に役立つ豆知識なんてのもあったりして、なるほどふんふんと読んでみました。以下引用。

ここ15年くらいの間に、急激に医学的な立場から発酵食品が検証されるようになりました。主に秋田大学広島大学宮崎大学横浜市立大学などの医学部で、食品と未病の関係についての研究がなされています。私の著書に、医学的なデータをもとに発酵食品について解説した『発酵食品礼讃』という本があります。気が付くと、本一冊をまとめられるほど、いろいろな発酵食品の効用がわかり始めてきたのです。例えば「納豆を食べると血液がサラサラになる」。納豆のあの糸を引く“ぬらぬら”を取り出して約100倍に薄め、血の塊(血栓)にポトンと落とすとだいたい18〜24時間くらいで、塊は全部溶けてしまいます。

 それは、ナットウキナーゼというたんぱく質酵素)の一種が作用していることがわかっています。今ではナットウキナーゼの活性を調べる方法が確立されているなど、納豆についてはかなり研究されているのです。また、「血圧の高い人が納豆をずっと食べていると血圧が正常になってくる」。それはアンジオテンシン変換系の阻害酵素が含まれていて、これが血圧を正常にするよう働いていることがわかりました。このように発酵食品の効用について、その一つひとつが検証されてきています。

さすが、自分の著書の宣伝も忘れてない!
まあ、醗酵と言えば納豆とかヨーグルトが身近なんだけど、漬物とか味噌とか醤油とかお酒だって醗酵食品なんだよね。
我われは微生物や菌の恩恵に授かっておいしく体に良いものを頂いている。
発酵食品礼讃 (文春新書 (076))